相続が起きた直後の入口

相続発生時の初動チェックリスト

亡くなった後、まず何を確認すればいいかを時系列で整理できます。

一般的な手続きの目安です。実際の期限や必要書類は、自治体・金融機関・個別事情により異なる場合があります。

  • 無料
  • 登録不要
  • 個人情報入力なし
チェックを始める相続税を概算する
0/ 33 完了
0%

チェックはこのブラウザ内にだけ保存されます。外部送信や登録はありません。

亡くなった直後〜当日

まずは葬儀・届出・重要書類の保全を優先します。相続判断を急ぎすぎないことも大切です。

  • 死亡届や火葬許可申請で必要になることがあります。原本・コピーの扱いを確認してください。

  • 葬儀、遺言書、財産管理、実家の鍵など、早めに共有すべき情報を整理します。

  • 費用見積もり、支払方法、領収書の宛名を確認しておくと後で整理しやすくなります。

  • 誰が何を預かったかをメモしておくと、家族間の誤解を減らせます。

  • 財産や契約の確認に必要になることがあります。処分せず一か所に保管してください。

葬儀前後〜7日以内の目安

死亡届・火葬許可・葬儀費用の記録など、早い段階で必要になりやすい手続きです。

自治体・制度により必要な手続きや期限が異なる場合があります。

  • 届出先や必要書類は自治体により異なるため、提出先の市区町村で確認してください。

  • 葬儀社が代行する場合もあります。控えや関連書類を保管してください。

  • 相続税の計算で葬式費用として整理できるものがあるため、領収書をまとめておきます。

  • 後で家族間で確認できるよう、誰が何を支払ったかを簡単に残します。

10〜14日以内の目安

健康保険、介護保険、年金、世帯主変更など、役所関係の手続きが集中します。

自治体・制度により必要な手続きや期限が異なる場合があります。

  • 資格喪失、保険証返却、介護保険証返却などが必要になることがあります。

  • 年金を受給していた場合、停止手続きや未支給年金の請求が必要になることがあります。

  • 故人が世帯主だった場合、変更手続きが必要になることがあります。

  • 電気・ガス・水道・携帯・インターネット・新聞・定期課金を一覧化します。

  • 口座凍結後に引き落としが止まる場合があります。生活費や公共料金の支払い状況を確認してください。

1か月以内に整理したいこと

相続人・遺言書・財産資料をざっくり集めます。ここでは完璧よりも、抜け漏れを減らすことが目的です。

  • 自宅、公正証書遺言、法務局保管制度、貸金庫などを確認します。自筆証書遺言を勝手に開封しないよう注意してください。

  • 配偶者、子、父母、兄弟姉妹、代襲相続の可能性を整理します。

    相続分を確認する
  • 預貯金、不動産、有価証券、生命保険、車、貴金属、貸付金などを一覧化します。

  • ローン、カード債務、税金、医療費、保証人、事業上の債務を確認します。

  • 自宅、土地、田畑、共有不動産、未登記建物がないか確認します。

    不動産価額を見る

3か月以内に考えること

借金が多い可能性がある場合、相続放棄や限定承認の検討が重要になります。

相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内の申述が必要とされています。迷う場合は早めに専門家へ確認してください。

  • 相続放棄は、原則として自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内の申述が必要です。迷う場合は早めに専門家へ確認してください。

  • 財産と債務のどちらが多いか分からない場合に検討されることがあります。共同相続人全員での対応が必要になるため早めに確認してください。

  • 財産を処分・使用すると、相続を承認したと扱われる可能性があります。判断前に専門家へ確認してください。

  • 郵便物、メール、通帳の引き落とし、カード明細、事業関係書類を確認します。

4か月以内に考えること

故人に所得があった場合、準確定申告が必要になることがあります。

故人に所得がある場合、相続開始を知った日の翌日から4か月以内に準確定申告が必要になることがあります。

  • 年の途中で亡くなった人に所得がある場合、相続人等が申告・納税を行うことがあります。期限は相続開始を知った日の翌日から4か月以内が目安です。

    期限を確認する
  • 給与、年金、事業所得、不動産所得、譲渡所得、配当などを確認します。

  • 死亡日までに支払った医療費、保険料、源泉徴収票などが確認資料になります。

  • 所得が複数ある、事業をしていた、不動産収入がある場合は早めの確認が安全です。

10か月以内に考えること

相続税申告が必要か、財産評価と遺産分割を進めながら確認します。

相続税の申告は、死亡を知った日の翌日から10か月以内が期限とされています。

  • 相続財産などの合計額が基礎控除額を超える場合、相続税申告が必要になることがあります。

    申告要否を見る
  • ざっくりでも税額感を把握すると、専門家に相談すべきか判断しやすくなります。

    相続税を概算する
  • 預貯金、不動産、有価証券、保険金、車、貸付金、債務を一覧化します。

  • 路線価、固定資産税評価額、共有持分、貸家・貸地などを確認します。

    不動産価額を見る
  • 誰が何を取得するか、税金や納税資金も含めて整理します。

  • 相続税がかかりそう、不動産がある、相続人が多い場合は早めの相談が有効です。

やってはいけないこと

後から相続放棄・税務・家族間の整理で困らないよう、判断前の行動に注意します。

  • 自筆証書遺言を勝手に開封しない

    家庭裁判所での検認が必要になる場合があります。見つけたら保管し、専門家や家庭裁判所に確認してください。

  • 故人の預金を安易に引き出して使わない

    葬儀費用などで必要な場合でも、記録と領収書を残してください。相続放棄を考える場合は特に注意が必要です。

  • 財産や家財を急いで処分しない

    処分すると相続を承認したと扱われる可能性があります。借金がありそうな場合は専門家へ確認してください。

  • 郵便物・通知書・領収書を捨てない

    借金、保険、税金、契約、財産の手がかりになることがあります。最低でも一定期間は保管してください。

  • 家族だけで重要判断を急がない

    遺産分割、相続放棄、税務申告は後戻りが難しい場合があります。迷う場合は専門家へ確認してください。

専門家に相談した方がいいケース

次に当てはまる場合は、早めに税理士・司法書士・弁護士などへ相談した方が安全です。

  • 財産に不動産がある

    評価・登記・分割・納税資金の整理が必要になりやすいです。

  • 相続税がかかりそう

    申告期限まで10か月ありますが、財産評価や分割協議に時間がかかることがあります。

  • 借金や保証債務がありそう

    相続放棄や限定承認の検討が必要になることがあります。

  • 相続人同士で意見が分かれている

    早い段階で第三者を入れた方が、関係悪化を防げる場合があります。

  • 遺言書がある

    形式、内容、検認、遺留分などの確認が必要になることがあります。

  • 事業・会社株式・貸付金がある

    評価や承継、準確定申告、法人側の手続きも絡む可能性があります。

  • 前妻・前夫の子、養子、認知した子など関係者が複雑

    相続人の確定を慎重に行う必要があります。

  • 未成年者、認知症、行方不明者が関係する

    特別代理人、成年後見、家庭裁判所の手続きが必要になる場合があります。

次に見ることも、ここから

ざっくり整理できたら、税額や整理順も確認しておくと安心です。

相続税を概算する相続の整理順を見る

関連する整理

このページは相談前の整理を目的とした一般的な目安です。個別の手続きの要否や期限は、 自治体・金融機関・税理士・司法書士・弁護士などにご確認ください。